冒険もジムも図鑑も無い。ポケモンの対戦だけを遊ぶ。それが『ポケモンチャンピオンズ』だ。
Nintendo Switchとスマホで遊べる基本無料のゲームで、Google Playの評価は星4.6・23万件、ダウンロードは500万を超えている。公式のPC版は無い。だからここでは、スマホ版をPCに入れて、技の選択や交代をキーボードのキーでやる方法を紹介していく。
すぐにやり方を見たい人はコチラからどうぞ。
『ポケモンチャンピオンズ』ってどんな作品?
ポケモンチャンピオンズは、『ポケットモンスター』シリーズと同じルールのポケモンバトルだけを切り出したゲームだ。公式サイトのコンセプトは「ポケモンバトルをすべての人へ」。物語を進めてポケモンを集める部分が無く、対戦の準備と対戦だけで出来ている。
モードは3つ。世界中の人と勝ち負けを競う「ランクバトル」、ランクを気にしない「カジュアルバトル」、家族や友だちと戦う「プライベートバトル」だ。どれもシングルバトルとダブルバトルの両方で遊べる。
遊べる機種は Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/iPhone/Android の4つ。機種が違っても同じ相手とマッチングするクロスプレイに対応している。基本プレイ無料で、一部のアイテムにお金がかかる形だ。Switch版でも Nintendo Switch Online の加入は要らないと公式のQ&Aに書いてある。
企画と制作はゲームフリークと株式会社ポケモン。開発はポケモンワークスという会社だ。ポケモンワークスは株式会社ポケモンとイルカ(『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』を作った会社)が一緒に立ち上げた、ポケモン専門の開発会社で、『Pokémon HOME』のようなサービスも作っている。スマホ版の配信は株式会社ポケモンだ。
ストアの数字を見ておく。Google Playは星4.6・23.2万件・500万ダウンロード超・7歳以上。App Storeは星4.8・9.7万件・4+で、容量は2.3GB、iOS 16以降だ。公式が出しているスマホの目安は iPhone SE(第3世代)以上・iOS 16以上・RAM 4GB以上、Androidは Android 13以降・RAM 4GB以上となっている。
公式PC版は無い。キーボードで遊ぶならスマホ版をPCで動かす

ポケモンチャンピオンズには Steam版も DMM版も、公式のPCランチャーも無い。Google Play のページにも「Windows にインストール」の表記は無い。あるのは Switch版とスマホ版だけだ。
そこで、スマホ版をPCの上で動かす「スマホゲームプレイヤー」を使う。ここでは LDPlayer というソフトのやり方を載せている。LDPlayer の日本公式Xは、ポケモンチャンピオンズは「LDPlayer 14」で遊べて、キーマッピングにも対応していると案内している。BlueStacks の公式サポートにもこのゲームのページがあるので、BlueStacks 派の人はそちらでも動く。
1つだけ先に言っておく。公式が出している動作の目安は Android 13以降・RAM 4GB以上で、PC のスマホゲームプレイヤーは公式の保証の外だ。ゲームの利用規約を読むと、禁止されているのはデータの改ざん・ボットやスクリプトの利用・アカウントの貸し借り・同じアカウントでの同時ログインなどで、スマホゲームプレイヤーそのものを禁止する文は無い。ただ「多数のデバイスに、過剰かつ不必要にインストールすること」という項目はあるので、PC・スマホ・Switch の3つくらいにとどめておくのが無難だ。
もう1つ、スマホで遊んでいる人は要注意だ。同じゲームアカウントにひも付けられるスマホは1台までと公式が書いていて、PC のスマホゲームプレイヤーもこの「スマホ」に数えられる。くわしくは後ろの見出しで書く。
LDPlayerでポケモンチャンピオンズを始めるやり方
STEP1:LDPlayer公式サイトからスマホプレイヤーをダウンロードする
まずはLDPlayerの公式サイトから、スマホプレイヤーをダウンロードする。

公式サイトのトップページにある「LDPlayer9をダウンロード」または「Download LDPlayer9」と書かれた青いボタンをクリックすると、インストーラー(exeファイル)がダウンロードされる。
ポケモンチャンピオンズの公式の対応OSは Android 13以降だ。同じ公式サイトに Android 14 で動く「LDPlayer 14」もあるので、こちらを選んでおくと公式の対応の中に入る。LDPlayer 9 は Android 9 なので、Playストアにアプリが出ないときは LDPlayer 14 を入れ直そう。
ダウンロードが完了したら、ブラウザの左下や「ダウンロード」フォルダにあるインストーラーをダブルクリックして起動しよう。

インストーラーの画面が表示されたら、保存先フォルダ(特にこだわりがなければデフォルトのままでOK)を確認して「インストール」ボタンをクリックする。
進捗バーが100%になり「LDPlayerが正常にインストールされました」と表示されたら、インストール完了だ。
STEP2:LDPlayerを起動する

インストールが完了したら、デスクトップに作成された「LDPlayer9」のショートカットアイコンをダブルクリックして起動する。
初回起動時は内部データの読み込みに数十秒〜1分ほどかかる場合がある。少し待とう。
起動が完了するとLDPlayerのホーム画面が表示される。スマートフォンと同じような画面が表示されればOKだ。
STEP3:GooglePlayにアクセス&ログインする
LDPlayerでアプリをインストールするには、GooglePlayストアの利用が必要だ。
ホーム画面上にある「Playストア」または「SystemApps ⇒ GooglePlay」のアイコンをクリックして、GooglePlayにアクセスする。

初回起動時は、Googleアカウントへのログインが求められる。
「メールアドレスまたは電話番号」をクリックして、お使いのGoogleアカウントのメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックする。

続いてパスワードを入力して「次へ」をクリックし、利用規約に同意するとログイン完了だ。
※2段階認証を設定している場合は、スマホに送られる確認コードを入力しよう。
ログインが完了するとPlayストアのトップ画面が表示される。
STEP4:『ポケモンチャンピオンズ』のスマホアプリ版を検索してインストールする

GooglePlayストアの上部にある検索窓に「Pokémon Champions」と入力して検索する(ストアでの名前は英語表記だ)。
検索結果に下記アイコンのアプリが表示される。
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『ポケモンチャンピオンズ』のアプリページを開いたら「インストール」ボタンをクリックしよう。
アプリのダウンロード&インストールが自動的に始まる。回線速度にもよるが、1〜3分ほどで完了する。

インストール完了後は「プレイ」ボタン、もしくはLDPlayerのホーム画面に追加されたポケモンチャンピオンズのアイコンをクリックすれば、PC上でポケモンチャンピオンズをスマホプレイヤーでプレイできる。
最初の起動でアカウント連携の画面が出る。Switchやスマホのデータを使いたい人は、ここで同じニンテンドーアカウントを選ぶこと。あとから連携し直すことはできない。
技の4つのボタンにキーを置く。キーボードで対戦する設定

ポケモンチャンピオンズはターン制なので、マウスのクリックだけでも遊べる。ただ対戦には制限時間がある。攻略サイトによると、1回の選択は45秒、1人の持ち時間は最大7分、試合全体は最大20分だ。技を選ぶたびにマウスを画面のあちこちに動かすより、キーを1つ押すほうが早い。
LDPlayer には、画面の好きな場所にキーを割り当てる「キーボードマッピング」がある。ウィンドウの右側にあるツールバーからキーボードのアイコンを開き、「タップ」の項目を画面の上にドラッグして、押したいキーを入れるだけだ。
置き方の例を書いておく。
・技の4つのボタンの上に、1・2・3・4のキーを置く
・ポケモンを交代するボタンに、Tab か Q を置く
・決定やメガシンカのボタンに、Enter や Space を置く
ゲームの画面の並びは実際に見ながら合わせよう。技のボタンが並んでいる順に1〜4を置くと迷わない。保存すると、そのあとは対戦画面でキーが効くようになる。
Switch版はボタンで技を選ぶ作りなので、キーで選ぶ感覚はそれに近いはずだ。マウスで遊びたいときは、キーの表示を消しておけば邪魔にならない。ダブルバトルは1ターンに選ぶことが増えるので、まずシングルバトルでキーの位置に慣れるといい。
育成は「トレーニング」だけ。作り方のこだわり

このゲームでいちばん大きく変わったのは育成だ。本編シリーズでは、生まれつきの強さ(個体値)の違いを厳選したり、努力値を稼ぐために野生のポケモンを何百匹も倒したりしていた。ポケモンチャンピオンズでは個体値そのものが無くなり、どのポケモンも最初から同じ最高の状態になっている。『Pokémon HOME』から連れてきたポケモンも同じ扱いだ。
努力値の代わりは「能力ポイント」で、VP(ビクトリーポイント)を使ってメニューから割り振る。攻略サイトによると、減らすだけなら無料で、振り直すときに5VPかかる。技も特性も性格も、同じ「トレーニング」のメニューから変えられる。隠れ特性への切りかえもここでできる。
VP はお金で買えない。対戦やミッションでもらうだけだ。だから「お金を積んだ人の方が強いポケモンを持っている」という差が出ない作りになっている。ストアのレビューには「ひるみや追加効果の確率が%で表示されるようになった」「用語の意味をゲームの中で教えてくれる」と、初めて対戦する人向けの見せ方を喜ぶ声もあった。
技や特性のバランス調整も入っている。レビューでは「前作までぶっ壊れだった技や特性を弱くしたり出禁にしたりして、どのポケモンにも活躍の場がある」という見方が出ていた。ダイマックスとテラスタルは使えず、メガシンカだけが入っている。
スカウト牧場で仲間を集める。序盤をこえるとランクバトルが本番になる

始めると、まず国と地域と言語を選ぶ。攻略サイトが口をそろえて「ここは取り返しがつかない」と書いているので、ゆっくり決めよう。そのあとバトルのチュートリアルで、タイプ相性や交代など対戦の基本を教わる。
次に「スカウト牧場」で、ポケモンを仲間にする「スカウト」を教わる。最初はリザードン・ピカチュウ・カビゴン・バンギラス・サーナイト・アブソル・ルカリオ・チルタリス・グレンアルマ・イルカマンの10体から1体を選ぶ。攻略サイトのおすすめは割れていて、「好きなポケモンでいい」というのが電撃オンラインの立場だ。App Store のレビューには「ピカチュウを選ぶと、あとで使用率1位のガブリアスなど強いポケモンが5体もらえる」という書きこみもあった。
スカウトは10体のポケモンが紹介されて、その中から1体を選ぶ形だ。種類は2つある。
・レギュラースカウト … VPやチケットを使って、期限なしで仲間にする(VPなら2,500)
・トライアルスカウト … 無料で7日間だけ使える。お試し中はトレーニングができない
無料のスカウトは22時間に1回で、待ち時間は「ファストクーポン」1枚につき1時間ずつ縮められる。気になるポケモンをトライアルで使ってみて、気に入ったらレギュラーで迎える、という流れになる。
チュートリアルが終わると、ランクバトルが本番だ。階級はモンスターボール級→スーパーボール級→ハイパーボール級→マスターボール級の順で、それぞれの中にランクⅣ〜Ⅰがある。マスターボール級の上には、上位300位に入った人だけのチャンピオン級がある。シーズンが切りかわると全員モンスターボール級に戻るが、前のシーズンの成績に応じてブーストボーナスが付くので、上位だった人は早く上がれる仕組みだ。
階級ごとに VP の報酬があって、モンスターボール級で500〜1,000VP、マスターボール級で10,000〜15,000VP、チャンピオン級で20,000VP と攻略サイトに載っている。使えるポケモンは「レギュレーション」で決まり、シーズンごとに変わる。
スマホのデータをPCに持ってくると、スマホ側は「移行済み」になる!?
ここがこのゲームでいちばん気をつけたいところだ。公式のQ&Aの言葉をそのまま並べる。
・アカウント連携ができるのは、スマホ版の最初の起動のときだけ
・連携できるのは ニンテンドーアカウント/Googleアカウント/Apple Account
・Google と Apple は16歳以上だけ。16歳未満はニンテンドーアカウントだけ
・Apple Account は iPhone・iPad でしか使えない。Android では使えない
・一度連携したアカウントは解除できない。付け直しもできない
・同じアカウントで、複数の端末から同時にログインはできない
・同じゲームアカウントにひも付けられるスマホは1台まで
PC で動かすのは Android 版なので、PC は「スマホ」の側に数えられる。知恵袋には、iPhone からタブレットに移したら iPhone 側が「移行済みです」と出て開けなくなった、という報告があった。回答は「同時に共有はできない。戻すなら入れ直して連携し直す」というものだ。
だから、こう考えるといい。
・Switch で遊んでいる人 … Switch はスマホ枠ではない。PC で同じニンテンドーアカウントを連携すれば、Switch と PC の両方で同じデータが使える
・スマホで遊んでいる人 … PC に連携すると、スマホ側は使えなくなる。「PC に引っ越す」つもりで連携する。スマホに戻したくなったら、スマホでアプリを入れ直して連携し直す
・PC で新しく始める人 … ゲストのまま始めない。最初の起動でニンテンドーアカウントか Google アカウントを連携しておく。ゲストのままアプリを消すと戻せない
iPhone で Apple Account だけを連携している人は、PC(Android)でその連携が使えない。先に iPhone 側の「オプション」→「アカウント」でニンテンドーアカウントか Google アカウントも連携しておこう。
プレミアムバトルパスとメンバーシップは、同じゲームアカウントなら機種をまたいで使える。Switch で買った人が PC で買い直す必要は無い。
レビューで多いのは「通信が切れて負け扱い」。PCならできること
Google Play のレビューで「役に立った」の多い順に見ていくと、不満のほとんどが通信の話だった。
・対戦中に「通信待機中」のまま動かなくなり、再起動したら負け扱いか無効試合になった
・どちらの回線が悪いのか分からないまま時間切れになる
・相手の切断で勝ちにならず、逆に負けそうな側が切る手口が増えそうだ
・負けがほぼ決まった相手の放置で、時間切れまで待たされる。体感で3試合に1回
公式のトラブル対処にも「Wi-Fi の 5GHz と 2.4GHz を自動で切りかえる機能の影響を受けていないか」という項目がある。PC なら有線LANでつなげるので、自分の側の切断の原因を1つ減らせる。相手側の切断や放置までは防げないが、待たされている間に画面を出しっぱなしにしておけるのは PC の楽なところだ。
ゲームそのものへの不満は少なく、目立つのはボックスの枠が足りないことだった。ボックスは、ランクが上がったときの報酬・スターターパック(980円で+50枠)・メンバーシップ(+1,000枠)でしか増えない。「永続でもないのに年7,000円は払いたくない」「買い切りで+10枠がほしい」という声がある。
お金がかかるものは3つだけだ。
・スターターパック … 980円。ボックス+50枠、レギュラーチケット30枚など。1アカウント1回
・プレミアムバトルパス … 1シーズン1,400円。ポケモンや衣装が手に入る
・メンバーシップ … 月700円か年7,000円。ボックス+1,000枠、バトルチームの数が増える
レビューには「多くても月2,100円が上限」「無課金でマスターボール級まで行けた」という書きこみが複数あった。乱数(急所や技の外れ)への不満もあるが、これは本編シリーズと同じだ。
数字で見るポケモンチャンピオンズ
使えるポケモンはレギュレーションが変わるたびに増えていて、攻略サイトの数え方では250種を超えた。書いている時点のレギュレーションは M-C で、「Z」の付く新しいメガシンカが入っている。メガアブソルZ は切る技が1.5倍になる「きれあじ」、メガルカリオZ は接触技のダメージを半分にする「はどうのぼうご」、メガガブリアスZ は「ふゆう」を持つ。ゴリランダーやセグレイブなども同じタイミングで加わった。
ランクバトルの時間の決まりは、試合時間 最大20分/持ち時間 最大7分/選択時間 45秒/選出時間 90秒。6匹のチームから、シングルは3匹、ダブルは4匹を選出する。
『Pokémon HOME』からは「遠征」でポケモンを連れてこられる。ただし、スカウトで仲間にしたポケモンは HOME に預けられない。HOME から来たポケモンをトレーニングで変えても、HOME に帰すと最初に連れてきたときの状態に戻る。
「ポケモンチャンピオンズ」の基本情報
| タイトル | ポケモンチャンピオンズ(Pokémon Champions) |
|---|---|
| ジャンル | ポケモンバトル(対戦だけのポケモン) |
| 料金 | 基本プレイ無料(一部アイテム課金あり) |
| 対応機種 | Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/iOS/Android(公式PC版なし) |
| 企画・制作 | ゲームフリーク/株式会社ポケモン |
| 開発元 | ポケモンワークス |
| 配信元 | 株式会社ポケモン(スマホ版) |
| 公式サイト | https://www.pokemonchampions.jp/ja/ |
| ダウンロード | Google Play/App Store |
調べてみて思ったこと
対戦だけに絞って、育成の手間を全部メニューに置きかえた。それがポケモンチャンピオンズだ。ストアの声を見る限り、ゲームの中身への評価は高く、不満は通信まわりとボックスの枠に集まっている。
PC で遊ぶなら、有線LANで自分の側の切断を減らせて、技の選択はキーボードのキー1つで済む。Switch で遊んでいる人は同じニンテンドーアカウントを連携するだけでいい。スマホで遊んでいる人は「スマホ枠は1台」のルールがあるので、PC に引っ越すかどうかを先に決めてから連携しよう。
ポケモンの対戦を初めてやる人には、最初の数十戦がいちばんきつい。レビューにも「周りが上手すぎて勝てない」という声があった。まずカジュアルバトルでキーの位置と交代のタイミングに慣れて、それからランクバトルに入るのが、遠回りに見えて近道だと思う。


